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第1回道東小劇場演劇祭参加作品 演研第42回公演

「夫婦善哉(めおとぜんざい)」

作 平田オリザ  演出 片寄晴則

出演  坪井志展  上村裕子  富永浩至


と き

9月 30日(日) 6時開演

ところ

ライブホールメガストーン〈右地図参照〉

(帯広市東6条南5丁目 ?0155-26-7325)

前売 1500円 当日1800円

問い合わせ 喫茶大通茶館(?0155-25-7140)


上演にあたって

片寄 晴則 

 創立25周年を迎えた昨年、その記念に平田オリザ氏に新作「隣にいても一人」を書き下ろしていただき、それも5年間の独占上演権付きということで、今後、帯広での再演はもちろん、全道各地そして東京・アゴラ劇場での公演も視野に入れて今年の活動をスタートしました。ところが5月、11年間活動の拠点として皆様にも親しんでいただいた演研芝居小屋を急遽撤退しなければならなくなり、しかも6月には、兄・義男役の佐久間孝が交通事故で急死し、茫然と立ちすくんだまま、創造活動への意欲などどこからも湧きあがって来ない日々が続きました。しかし、今回の演劇祭は私達がずっと暖めてきた企画であり、その実現のため、どんなことをしても作品創りに乗り出さなければならない状況があったおかげで、何とか前向きに進んで来ることが出来ました。
 今回の「夫婦善哉」は、東京で活動している龍昇企画が2年前に幕別と演研芝居小屋で上演したものの初稿である出演者3人のバージョンです。作品の上演権は龍昇企画にあるものを、佐久間の追悼の意味もあり特別に上演させていただくことになりました。「隣にいても一人」と同じく、夫婦の有り様を淡々と描いています。稽古期間も短く、しかも初めての空間ということもあり、どこまで我々の空気で満たすことが出来るのか甚だ不安ではありますが、私達演研の新たな旅立ちの場に立ち会っていただけると幸いです。

●スタッフ紹介(公演日までにすべてのスタッフを紹介したいと思います)

第1回  演出 片寄晴則

記念すべき第1回は、我らが演出片寄晴則。緻密に計算された厳しい演出と団員たちを温かく見守る優しい劇団代表という二つの顔を持つナイスミドル(?)。「もうちょっとこっちのやる気を引き出させるような演技をしてくれよ」とぼやくのはいつものこと。現在経営する喫茶店、大通 茶館(通称茶館)が劇団事務所の働きをしています。皆さん是非一度、茶館によってマスターの入れる美味しいコーヒーを飲んでみて下さい。

第2回  照明 野口利香

手作りの配電盤に工事用のスライダックを操り、舞台に明かりを入れるのは入団4年目の野口利香。彼女はうちの芝居を観ずに即入団を決めた珍しい人。理由を尋ねたら、「平均年齢が高そうだったので・・・」って、それは自分と同じくらいの年齢層だったって事?2年前に「恋愛日記」で初舞台を踏むもが、その後は裏方専門。「役者はもう・・・」と奥ゆかしさをみせるものの、カメラを向けると、しっかりとつくり笑いをしてくれました(^_^;)。

第3回  小道具 金田恵美

入団2年目の彼女は「かねちゃん」の愛称で劇団員からかわいがられている。今回は各場のつなぎに登場し、小道具(お銚子やら小鉢やら)を並べる役。本番では照明を落とした薄暗い中の作業なので、確認できないかも知れませんが、間違いなく彼女です。しかしこの役、かなり多くの食器を、決められた位置に音をたてないよう並べなくてはならず、とても大変そう。ちょっと間違えると、怖いお姉さん方からきつい注意を・・、もとい、優しいお姉さま方から、親切に指導されます。ガンバレ、かねちゃん!

第4回  衣裳  福澤和香子

  当日は動物園スタッフとしても活躍します。

東京にいた頃に服飾関係の仕事をしていた彼女は、衣裳のアドバイザー。本番では役者のメークも担当します。普段の稽古では、役者が休んだときの代役や照明の補助、小道具の手伝いなど、あれこれこなしてくれます。劇団内では、高校時代のあだ名「ゾンビ」の変化型で「ゾンちゃん」と呼ばれています。彼女にはいろいろな逸話がありますが、ここでは紹介しきれないので、次回の機会に回します。あ、そうそう、彼女、今回の演劇祭のゲストで来てくれる鐘下辰男氏の同級生で、高校時代一緒に演劇部で活動してました。どうやら鐘下氏は「ゾンビ」に頭が上がらないらしい(未確認)。

第5回  新人です  宇佐美亮

「写真だけはやめて下さい」と逃げ回り、結局顔見せは出来ませんが、「青年団」の幕別公演の時(7月)に入団したばかりの新人です。帯広畜産大学出身ですが遊牧民(演劇サークル)の出身ではありません。しかし、野口のようにうちの芝居を観ずに入ったわけではありません。学生時代にはよく芝居小屋に通ってくれました。お客さんからの劇団入りです。学生時代はアメフト部に籍を置いていた強者で、先の稽古でも「仕事らしい仕事は出来ませんが、力仕事は任せて下さい」と言っていました。演劇祭の客席作りで大きな力を発揮してくれるでしょう。頼んだよ、亮!

最終回  受付  村上祐子ttp

さて、いよいよ最後のスタッフ紹介です。締めくくりはやはりこの人。公演時の劇団の顔とも言うべき受付を、20年近く担当している村上女史。普段の稽古には時々しか顔を出しませんが、公演が近づくと稽古をみて、鋭い一言を残していってくれます。劇団内では怖いものなしの某女史も、村上さんには頭が上がりません。公演の時には、受付のみならず炊き出しなど、大活躍してくれます。

おまけ  北見・動物園スタッフ  佐藤菜美

23日に会場で、写しました。以下未確認情報ですが・・・。動物園の団員は男性ばかりだという演出の松本氏の話でしたが、どうも女性らしい。彼女は、キャストのどちらかが欠けても、すぐに代役が出来るらしい。フランス語が得意らしい。どうも大酒のみらしい。実は動物園内では、彼女が実権を握っているらしい。等々、真偽のほどは、当日確認したいと思っています。

 

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