「走りながら眠れ」札幌公演アンケート集計
入場者数 164名 アンケート回収 87名 回収率53% 

【1】あなたはこの公演をどの様にして知りましたか?

【2】あなたは演研のことをご存知でしたか?(無回答4名)
 1.知らなかった 34名
 2.知っていたが舞台を観るのは初めて 25名
 3.舞台を観たことがある 24名

【3】今日の芝居はいかがでしたか?(無回答 6名)

【4】お客様のことをお聞かせ下さい。

 

  感想を抜粋しました。

 ●10代
・初めてこんなに近くで劇を観させていただきました。もちろんつくる側の意図から弾圧する側はほとんど姿を現さなかったけど、弾圧する人間がいることを考えながら観ていました。(男性)
・おつかれさまです。二人の会話のテンポが本当に夫婦らしくてすごく良いなと思いました。二人とも演技をしているというよりは、本当にその人格として会話や生活をしているのだという気がして、すごいと思います。(女性)
・私の親夫婦の会話とか雰囲気がだぶってびっくりしました。どこに出もいる夫婦の会話が見事に表現されていたような・・・。沈黙に安心感があった。(女性)

 ●20代
・静かに続いていくお芝居なのに惹きつけられて見られました。無理して声を出しているようでないのに、しっかり声が聞こえるちゃんとしたお芝居で素敵でした。(女性)
・「もうちょっと生きてみようか」こんなことを普通の会話で話さなければならない程、激しい生き方をされていた。だからこそ何の変哲もないやりとりが、とても温かくもあり、冷たくもありました。(男性)
・ここまで淡々とした芝居は初めてでした。好きです。が、舞台上でしかできない(内容的にではなく)ものを、もう少し折り込んでいれば、もう少し私は楽しめたかも。本能が一番積極的という言葉、好きでした。(女性)
・今の札幌では、このテの日常芝居がとても少ないので、新鮮でした。こーゆーのが増えてくると嬉しいんですが。素敵でした。(女性)
・平田オリザの脚本の芝居は初めて見ました。大杉栄役の方が良かったと思います。ちょっとキザで、でもやさしくて・・・。少し長く感じましたが、これが平田オリザの特徴なのでしょうか?また札幌で公演行って下さい。札幌では、このような芝居を上演する劇団は少ないので。(男性)

 ●30代
・お疲れ様でした。大人の芝居、楽しませてもらいました。(女性)
・これで終わり?って、ちょっとおどろいた。本当に何事もおこらないんだ・・・静かな芝居ですね。でも会話が地味に面 白くて、笑ったら科白をかきけしそうで、息をひそめて見ていたけど、時々ふふって感じで笑っちゃいました。セットも好きです。ちゃんとそこに世界があって、ひとんちをのぞき見している見たいな気がしました。声が小さいからよけいにひきこまれるのかなー。緊張をはらんだ空気が好きでした。(女性)
・演技のテイスト等は好きです。むずかしいと思うのですが、リアルに淡々と、といっても芝居である以上、どこかでさりげなくメリハリをつけていかなければ、ただの風景であり、面 白くはならないと思います。そのさじ加減はホントにむずかしいんですけど・・・。(男性)
・あまり大げさな芝居をしないで、じっくりと見せるのは長年演じてらっしゃるからなのかと思います。しかし、去年青年団の公演を見たときにも感じたのですが、何か足りないという気がします。それが何かは自分でも分からないのですが。(男性)

 ●40代
・大変素晴らしかったです。お二人のかけ合い、間、とても時間が短く、ずっと引き込まれてしまいました。ありがとうございました。(女性)
・最近、ふと考えることがとんと少なくなっていることを自覚させられました。(男性)
・のえさん、まだかわいすぎるようにも思ったけど。さいしょとさいごのシーンで、すっごい覚悟のよーなものがあってよかった。その覚悟とかわいらしさって、きっともっとすごいところで大杉さんとくっついたり戦ったりしてるんじゃないか。何てことを考えながらみていた。きっとまだあるんだろう。(男性)
・後で大杉さんのことを知ることで、あの話、さっきの話と少し実感がこもり、おをひきそうです。(男性)

 ●50代
・受け芝居の鮮やかさに感服しました。(男性)
・野枝の二人だけになってしまった、いい言葉(セリフ)ですね。夫婦っていろんなことがあっても分かり合えるってのはいいなあ。札幌ではなかなか見られない芝居でした。(男性)
・始まってすぐ役者さんの動き(動作)が少し固かった。芝居がすすむにつれて、体が日常に近いしぐさになって安心して見ました。セリフとセリフの間合いが、リズムから少しはずれて(私にとっての)、それがどうなのかは、まだ(一回くらいでは)わからない。もう1、2度みたいです。(女性)
・抑制のされた演技で悲劇が効果的に表現されていたと思う。劇中の「いなくなって存在を意識する。」というセリフは意味深い。(男性) 

 ●60代以上
・ 初めて観た二人芝居。このようなものが帯広で育っていることに感動。地方から中央へと新たなうねりとなることを期待しています。今後もがんばって下さい。波乱なき人物の平凡な家庭生活・・・芳しく観させていただきました。(男性)
・ 大杉栄と伊藤野枝の家庭内での生活を興味深く観た。何時もの事ながらオリザ氏の戯曲は変化に乏しくやや退屈。栄と野枝には知的インテリゲンチャの香りが、やや乏しい感じがした。手馴れた演出には感心。(男性)
・今はもうすっかり失くなった夫婦の空間。私も今二人で、ちょっと似たところもあって楽しくもあり。死ということを考える日でもあります。生きていればこそ、よいことがある・・・。(女性)

 

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