「夫婦善哉」札幌公演当日日記その1 記 富永浩至 |
6月24日(土)午前6時 4年ぶりの札幌公演。前回はワールドカップ開催中(しかも日本で)、そしてYOSAKOI、札幌ドームでは巨人戦と、イベント目白押しの中の札幌公演でした。今回はすでにYOSAKOIは終わり、ワールドカップも日本は予選敗退と、目立ったイベントはありません(^_^;)。しかし、チケットの売れ行きは今ひとつのようです。お客さん、入るかな? 女優陣2名は昨夜JRで、すでに札幌入りをしています。残りの団員たちは神山車と富永車の2台に分乗して札幌へ向かいます。6時に大通茶館に集合して、神山車に荷物を積み、いざ出発。とここまでは順調でしたが、富永が忘れ物をしたため、途中寄り道をしてから出発となりました。すみませんでしたm(__)m。 |
神山車には、片寄さん、村上さん。富永車にはかねちゃん、宇佐美、鈴木の面々。 |
午前10時5分 |
代表と制作責任者と受付責任者はZOOの笠島さんから劇場使用の注意などを受けながら、劇場ツアーと称して、あちこちを案内していただきました。左の写真の中央が笠島さん。いろいろと便宜を図っていただき、本当に助かりました。うちの男性陣、口をそろえて「かわいいですよね」を連発していました(^_^;)。でもこの写真、うちの代表が、彼女を説教しているみたいな図になってますね。そんなことはありません、念のため(^_^;)。 |
12時昼食 午前中の作業でテーブルの位置も決まり、午後からは照明のシュート、そして場当たり稽古と続きます。その前に腹ごしらえ。役者は舞台でたっぷり食べるので、昼食は抜き。劇場の隣のセイコーマートからとったお弁当、温めてもらっているので美味しいです。ええ、私は舞台上では食べないのでみんなと一緒にいただきました(^^)。 |
12時40分 照明の相馬さん、午前中に決めた舞台に合わせて、照明を決めていきます。「○番の明かり、お願いします」の声に、明かりを付けたり消したりしているのは、うちの宇佐美。良い連携を見せていました。 左の写真は効果担当の片寄、演出に効果にと大忙しです。あ、そうそう舞台監督もやっていました。人材がいないのか、演研は!(^_^;) |
午後1時 パンフレットに チラシを折り込む作業開始。札幌は帯広と比べものにならない数のチラシを折り込みます。で、その時間に合わせて、チラシを折り込む劇団の人も来て一緒に作業です。中にはアルバイトを雇ってチラシを折り込んでいる劇団もあるとか。大人数なので、小一時間ほどで終了。その頃には、照明も終了。 右は受付担当の村上女史。今回は札幌スタッフの武田、内山そして部田の3名が受付の手伝いに。受け付け業務がとてもスムーズにいって、やっていて楽しかったそうです、はい。 |
午後2時 実際に役者が舞台に立って明かりを決めていきます。演出から「ここにもう少し明かりを」「ここはもう少し暗めに」と具体的な指示が出ます。 それが一段落つくと今度は 場当たり稽古の開始です。役者の出入り、効果の入るところや照明の変化のあるところを中心に、ひとつひとつ確認していきます。一通りやったところで終了。予定時間を10分ほどオーバーして3時半に。ゲネプロ開始の時間になっていました。 左の写真は、ゲネ前の二人。楽屋で少々落ち着かない様子。何度経験しても緊張するものですね。 |
午後3時40分 ゲネ開始。順調に進み、午後5時に終了。2、3演出からダメが出て、役者はそれぞれ最終確認です。 右の写真は、小道具の一部。今回の芝居、1場から5場まで、ほとんど食べているか飲んでいます。それだけに食べ物を用意するのも大変。舞台上で食べるものが美味しそうに見えるように、フレンチトーストやおみそ汁は出す前に火にかけて温めています。小道具担当のかねちゃんは裏で大忙しです。 |
右は開場前の写真、と言ってもテーブルの上にお銚子やら小鉢やらがのるんですけど。さて、いよいよ開演です! |
午後8時50分 心配していた動員もお陰様で満席となりました。ZOOさんのご厚意で隣のスタジオを借りての中打ち上げです。大勢の人が残ってくれました。 驚いたのは本家本元(と言う言い方は変か?)の芳夫(龍昇さん)と佐喜子(黒木美奈子さん)が観に来たことです。春に龍昇企画の公演を観に行った時に、「夫婦善哉」の話をしたら、それは行かなくてはと言っていたけども本当にいらっしゃるとは!どうやら片寄はずいぶん前に予約を受けていたらしいが、役者が緊張するといけないと思い、黙っていたらしい(^_^;)。 行動予定表では10時半解散になっていましたが、1時間オーバーで解散。その後はホテルへ。しかし、その後ススキノの街へ繰り出したものも。いえ、いえ役者はホテルへ直行しましたよ(^^)。(その2へつづく) |