第59回公演 札幌公演「思い出せない夢のいくつか」アンケート集計
2009年5月30日、31日 2ステージ  

【1】あなたはこの公演をどの様にして知りましたか?

【2】あなたは演研のことをご存知でしたか?


【3】今日の芝居はいかがでしたか?

【4】お客様のことをお聞かせ下さい。

 

  ※感想を抜粋しました。

 〈10代〉
●この芝居を見るには、自分が少し若すぎたと思う。たぶんもっと人生経験を積んでから、もう一度見るとこの芝居の良さを理解できると感じた。(女性)
● 神秘的で素晴らしかったです。最後の星がとてもきれいでした。今までの自分の中のお芝居ががらっと変わりました。(女性)
●とても眠たくなりました。ただそれは悪い意味ではなく、「演劇」ってそうあるべきだと思うし、それでよいのだと思うのですが、何も起こらないのなら、何も起こらないままでやって欲しかったです。

 〈20代〉
●こんなゆったりとした流れなのに、まったくあきもせずに耳を傾けていられるのが不思議で、あっという間の上演でした。今まで体感したことのない時間軸の中に連れて行かれたような感覚です。芝居の価値観がまた新しく更新された気がします。(女性)
●生でお芝居を見るのが、今回が初めてでした。三人の間に訪れる「居心地の悪い」沈黙や「居心地のよい」沈黙が、印象的でした。(女性)
●初めて見るタイプのお芝居でした。いつもは大きな舞台で笑いあり泪あり・・・の様な舞台ばかりなので新鮮で刺激になりました。(男性)
●照明のフェードアウトの仕方が絶妙でゾクゾクしました。三人の時と二人の時と、微妙な関係性や、その人が見えてきて、すてきだなーと、すごいなーと思いました。最初にリンゴを食べさせる場面が、やけに官能的に見えました。(女性)
●このような舞台と席が近い劇はあまり経験がなく、とても新鮮だった。三人の登場人物の心の動きをじっくり考えて、何か人間の感情のもどかしさ、切なさ、うれしさなどを感じた。そして、それらを全てひっくるめて人間なんだなあーと考えさせられました。(男性)

 〈30代〉
●何かおこりそうで、何もおこらない。観客にゆだねる面白さ。ようやく分かるようになってきたのかも知れません。(男性)
●久しぶりに見ました。面白かったです。三人の関係性が特に。プラネタリウムに行きたくなりました。(女性)
●会話の流れがすごく自然で引き込まれました。電車に私ものって旅しました。(女性)
●何がツボか分からないところで涙がとまらなくなりました。初演時にも、とても強い印象を受けましたが、今回自分が歳をとったせいか、より孤独と少し恐怖を感じました。水のように染みる時間でした。(女性)
●非常に集中力を強いられる感じでしたが、内容の「まるでダレかの会話を見ている」ような感じがとても眠気を誘いました。芝居というナマモノの世界で、あえてこういうことをやるのは非常に面白いとは思うのですが、いかんせん相性があまり良くなかったようです。(男性)

 〈40代〉
●日々の落ち着かない生活の中、久し振りにひとつひとつの言葉の意味、人の心の中等々をじっくり考える時間が持てました。(女性)
●すごく良かったです。生と死と、男と女と、理性と感情。あらためて良い芝居だと思いました。(男性)
●初めてでしたが、面白かったです。あきることなく、あっという間に終わり、ビックリ。(女性)
●そう、何か後ろの席で話を聞いているみたい。(男性)
●不思議な雰囲気、余韻がありました。(女性)
●ほのぼのとしている流れは良かったが、もっとひきつけるオチ(主人公の昔の出来事など)があれば良かった。もう一工夫を期待しています(男性)
●とてもとても難しかったのですが、三人の作る空気感と、あつみの様なモノと・・・。上手く言えないけど、すごく感じました。(女性)
 〈50代・60代以上〉
●状況説明などのわざとらしい会話がない脚本が平田オリザの良さだと思います。様々な可能性が考えられる三人の存在がおもしろい・・・。演技、演出のムダの無さが毎回増していくように感じられます。(女性)
●非日常の空間に浸ることができた。これこそが演劇空間なのでしょう。(男性)
●久し振りに大人の芝居を見た。始まりがよく、終わり方が良かった。中はどうだったかというと、脚本がしっかりしていたのだろう。展開に無理がなく、うなずきながら身をまかせることができた。静かな劇であったが、不気味な劇でもあった。男、女優とも“劇的”なものはほとんどない、日常の延長のような“劇空間”の中で、しっかりと存在していた。大変な習練と推察できる。欲を言うと、エロキューションに難があった。(当方の耳のせいか、はたまた劇場のせいかもしれない)淡々とした会話の中で、立体的な語調があれば、と思わずにはおられない。最後に、間がよかった。照明がほとんど変わらないのも、良かった。なにかといじりたくなるのを、そうしなかったことにも敬意を表したい。(男性)
 

 ●アンケートにご協力下さり、ありがとうございました。

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