劇団演研第73回公演
 ※出演者(富永浩至)入院のため、公演は中止になりました。誠に申し訳ありませんでした。

 

六月の電話

 

「六月の電話」
 作:別役実 演出:富永浩至

出演 坪井志展、富永浩至


小さな雑居ビルの4階でひっそりと電話の取次業をしている女のもとへ、アリバイ屋を名乗る男が現れる。
彼は一体、誰のアリバイを証明しようというのか?そもそもアリバイ屋とは何なのか?
二人のかみ合わない会話から女の過去が次第に明らかになっていく・・・。

不条理演劇の第一人者、別役実の二人芝居。「トイレはこちら」に続き、演研版不条理演劇再び!

と き
2016年
11月26日(土)
開演午後8時 27日(日)
開演午後2時
開演午後5時
12月 3日(土)
開演午後5時 開演午後8時 4日(日) 開演午後2時  
ところ
演研・茶館工房(帯広市大通南6丁目 ミントカフェ2階)
入場料

前売・予約 1,500円  当日 1,800円  高校生以下 500円

   
問い合わせ
劇団演研(電話080-3266-0279)
 



 

 


上演にあたって

富永浩至


 東京渋谷の山手協会の地下に「ジャンジャン」という小劇場がありました。毎週金曜の夜、十時劇場と銘打ちイヨネスコの「授業」という芝居をロングラン公演をしていたので、東京へ行くと必ず通った劇場です。
  そのジャンジャンで梅雨の季節に毎年、「かたつむりの会」という集団が、別役実の新作を上演していました。「かたつむりの会」は、別役の配偶者の楠侑子が毎回男優を一人招いて二人芝居を上演する集団でした。演研でも上演した「受付」「トイレはこちら」など数々の作品を上演してきましたが、1999年にジャンジャンの閉館とともに、その活動に終止符をうちました。今回のこの作品も、この集団のために書かれたものです。
 さて演研としては、4作目の別役作品です。もうそろそろ創っていく上でも勘所とでもいうようなものがつかめていてもおかしくはないと思うのですが、これがなかなか難しい。ただ今稽古中、悪戦苦闘しています。

 

 
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