第2回公演
気をしずめてよおかあさん
作・ミーガン・テリー
演出・片寄晴則

スタッフ
 片寄晴則  種田栄子  清水章子

キャスト
 宮森則子  小林寿子  村上祐子

とき
1977年11月19日(土)開演午後6時半 20日(日)開演午後6時半 27日(日)開演午後6時半
12月3日(土)開演午後6時半 4日(日) 開演午後6時半
ところ
ランチョ・エルパソ(帯広市西16条南6丁目)
前売り400円 当日500円 (コーヒー券付き)



上演にあたって

片寄 晴則
 私達が集団を組んで早二年になろうとしています。二度目の公演に選んだこの「気をしずめてよおかあさん」は転身劇です。これは、オフ・オフ・ブロードウェイの研究会の実験から生まれた手法で、装置・衣裳・照明・効果 などにかわり演技の都合でそれらを表現し、次々と転身してゆくものです。
 三人の役者が、時には老婆に、時には少女に、コールガールにと、論理的な過程を一切経ないで、さまざまな役柄や場所に移り変わっていく訳です。転身は、観客の想像力に対して法外な―そして歓迎すべき―要求を突きつけるのです。果 たして、我々のこの大冒険は成功するだろうか?―答えは多分「ノー」でしょう。しかし我々は、このまったく未知な手法をとる芝居にあえて挑戦してみた訳です。手も足も出ず、ボロボロになったその中から、皆さんと共に何か発見できたらと思いながら、この『転身劇』を提示いたします。

 

 

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