「走りながら眠れ」in 鹿追演劇祭

舞台上舞台にし、三方に客席をつくった

鹿追演劇祭日記

文責:富永浩至

 さて、いよいよ本番当日。昨日午前9時から午後4時まで仕込みとゲネをやり、良い感触をつかんだこともあり今日は余裕の出発。昨日は風邪で参加できなかったカネちゃんも元気な顔を見せた。荷物を積んだゾン号、西帯広出発の野口号、そして富永号と3台の車に分乗していざ鹿追へ。

9時45分、鹿追到着し、そのまま控え室入り。札幌のTPSが11時までホールを使用しているので、我々の仕込みはその後の予定。10時過ぎには北見から動物園の中村氏と佐藤嬢が助っ人に駆けつけくれ合流。前日の仕込みに参加していない人もいるので、控え室のホワイトボードを使って、宇佐美から客席設営の説明がある。その後、結構早い昼食をとる。(弁当がでたのだが、宇佐美は三人前を平らげる!!)

11時、舞台設営。控え室で説明があったおかげで、スムーズに終了。11時30分より、ゲネプロ開始。68分。12時45分、全員で本番前の集中をした後、各自の持ち場へ。

13時10分より、客入れ。舞台上までお客さんを誘導したのだが、えっと驚く人がいたり、足下がおぼつかないおばあさんがいたりでちょいと苦労する。13時半、開演。67分。観客、約60名。演劇祭ということで、いつもの演研の芝居とは客層が違う。最前列の桟敷にいた子どもは、ちょっと可哀相だったかな(^_^;)。

14時40分、終演。30分後に次のTPSの芝居があるので、急いで客席を撤去。これも役割分担をきちっと決めていたので、5分かからずに終了。15時15分から、TPS「太陽系第三惑星異常なし」観劇。

17時、「鳥せい」にて打ち上げ。演研だけではないので、ここはおとなしく、静かに飲み食いし、語り合う。(一部ウソ)19時、鹿追の青年団やドリームエクスプレスの人たちに見送られて、帯広へ。(TPSの人たちは一足先に帰ってました)

 今回の公演は当初、小ホールで出来るのならと受けた話だった。しかし、その小ホールが音楽専用で、我々では使いこなせないことが分かり断念。急遽「青年団」方式で大ホールに舞台上舞台をつくることになった。幕別で「青年団」の公演を観ていなければ、でてこない発想だったかも知れない。そして結果的に、この新しい試みが成功し、次につながる収穫を得ることができた良い公演となった。世の中どう転ぶか分からないものである。あと、これでギャラが一桁違えば、言うことなかったのに、というのは欲張りすぎ?

開演前の舞台

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