「隣にいても一人」初日日記  

記 富永浩至   

 

10月7日(土)タイムテーブル

 

午後1時

集合

 役者〜楽屋準備・清掃 

 スタッフ〜受付準備・清掃 

集合時間前から野口、西部、金田らのスタッフ達はすでに小屋のまわりの清掃をしている。さすがにみんな気合いの入っている様子。

午後3時

ゲネプロ
ダメだし 本番直前まであきらめない演出のダメだし。25周年という節目の年の最後を締めくくる公演を何とか成功させたい。みんなの気持ちが盛り上がってくる。

午後4時半

食事
毎回、食事は代表の片寄自らが腕をふるいます。 本日のメニューはハヤシライス。ハヤシライスは苦手という西部もこれは美味しいと大満足。上村は役者をやるときは、スタッフの時とはうって変わって、本番前は何も食べない。「終わってから食べるから、絶対残しておいてね」って言われても・・・。

午後5時

メイク

メーク直し
男性陣はノーメイクなのですが、女性陣のメイクは毎回時間がかかります。前々回あたりから福澤をメイク担当にあて、かなりスピードアップしてきました。しかし、演出の厳しい最終チェックが入り、なかなか一発で仕上がりません。その間男性陣は昼寝をするものや、ぶらぶらするもの、いろいろです。

午後5時30分

平田さん

陽子さん到着

平田さん到着
「平田さんがいらっしゃいました」の声に、全員緊張が走ります。そんなわざわざいらっしゃらなくてもと言ったのですが、「初日に作家が観に来ないというのは、その劇団とよっぽど仲が悪いと言うことですから」とのこと。遠いところ、ありがとうございます。

午後6時15分

集中

集中
ジャン・ミッシェル・ジャールの曲の流れる中、受付担当の村上(演研の受付の顔です)以外の劇団員が全員集まり、身体を動かし声出しをし、本番に向けて集中を高めていきます。最後は演出からの言葉、そして「よろしくお願いします」と一礼を交わし、いよいよ本番。

午後6時40分

開場・上演
客入れの間は役者達は2階の楽屋で、最後のセリフのチェックに余念がない。各自それぞれのやり方で、本番前のテンションを上げていく・・・こともありますが。 今回は、「本番前で緊張している私たちの記念写真を撮ろう」とポラロイドカメラで撮影会をやったり、バカ話をしたりと緊張を紛らわせるのに大変でした(ホントに)。

午後8時15分

終演

舞台挨拶
終演後の片寄の挨拶。本人はやりたくないといっていたのですが、25周年に代表が何も挨拶しないのはおかしいと団員に言われ、やることになりました。実はお客さんの中には片寄の挨拶を毎回楽しみにしている方もいます。しかし、大きな波乱もなく無事初日の舞台が終わってよかったよかった。

午後8時30分

交流会

打ち上げ
我が劇団は毎回、芝居がはねた後に残っていただいたお客さんを交えて、交流会をします。今回は遠いところから来ていただいた方も多く、たくさんの方が参加する交流会となりました。そして、気になった交流会名物(?)の一人一言コーナーでの感想も、なかなかよいものでした。平田さんの一言には、思わず某氏がホロリとする一幕もあったり、新人西部のマジックショーありと、大盛り上がりの交流会でした。

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