2001年の第1回道東小劇場演劇祭で上演され、その後2005年、2006年に再演された人気作品「夫婦善哉」。
今回、第7回道東小劇場演劇祭で6年振り、4度目の上演になります。※この公演は終了いたしました。ご来場下さった皆様、ありがとうございました。
※「第7回道東小劇場演劇祭」の特設サイトで公演報告が見られます。こちらからどうぞ。
ブログにて「夫婦善哉」の稽古の様子も見ることが出来ます。
>http://enken.gotohp.jp/fesblog/
2001年道東小劇場演劇祭の舞台より 2005年大通茶館での舞台より 2006年札幌公演、シアターZOOでの舞台より
「夫婦善哉」
めおとぜんざい作 平田オリザ 演出 片寄晴則
出演:富永浩至、上村裕子、坪井志展
あらすじ
小料理屋を営む芳夫は、長らく妻と離れて暮らし、娘を一人で育ててきた。その娘が急逝し、通夜に別れた妻が戻ってきた。
仮通夜の晩から、葬儀の翌朝まで、母親代わりを務めてきた妻の妹を含めた三人の織りなす会話から、それぞれの過去・現在・未来がうっすらと透けてみえてくる。
傷つけ合うでもなく、いたわりあうでもない、料理しか能がない甲斐性なしの男と、その甲斐性なしから完全に離れられない女たちの会話が延々と続いていく・・・。
とき 2012年10月 7日(日)午後7時開演 ※アフターステージトーク有り
ゲスト:前田司郎氏(五反田団主宰) 13日(土)午後7時開演14日(日)午後2時開演 ところ 演研・茶館工房(帯広市大通南6丁目 喫茶大通茶館2F) 一般前売 1500円 一般当日 1800円
高校生以下 800円 問い合わせ 劇団演研(電話0155-25-7140)
上演にあたって
片寄 晴則
2001年の春、それまで11年間活動の拠点としていた「演研芝居小屋」が急遽取り壊しとなり、追い撃ちをかけるように中心メンバーの佐久間孝が交通事故で急死し、茫然と立ちつくしたまま、既に開催が決まっていた「第1回道東小劇場演劇祭」での上演作品として取り組んだのが、この「夫婦善哉」でした。
前述の状況下、稽古日数も足りず、しかも一度きりの上演で何をどう創ったのかも定かではなく、納得などできるものではありませんでした。しかし4年後、創立30周年の演目として再演し、翌年には札幌でも上演させていただき、やっと初演時のリベンジを果たせた気がしています。そして今回、経験を重ねた役者3人が、この工房の空間で、更に密度を高めた関係を築こうと、日々、稽古に臨んでいます。
釧路、北見の仲間達はもちろん、演劇祭に参加して下さったお客様と共に2日間、思いっきり楽しみたいと思っています。