劇団演研第84回公演

※この公演は終了いたしました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

※公演報告は随時更新していきます。
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 ※舞台写真 (大久保真氏撮影)>こちらから



 

 


イラスト:アイリス・ニック・クロウ

 

 

「さらだ殺人事件」
 作:別役実 演出:富永浩至

出演 富永浩至、坪井志展、清水 匠、小澤 厳



 舞台中央に、古びた仏壇と茶だんす。その前にちゃぶ台。汚い座蒲団がいくつか。
虚空からすすけたカサのついた電灯がひとつ。
 喪服姿の男1と女2が、ぼんやり現われる……。

1986年初演の別役実、渾身の不条理劇に挑戦します。



 

と き
2023年
6月24日(土)
開演午後5時 開演午後8時 25日(日)
開演午後2時
開演午後5時
7月1日(土)
開演午後2時 開演午後5時 2日(日) 開演午後2時

開演午後5時

ところ
演研・茶館工房(帯広市大通南6丁目 ミントカフェ2階)
入場料

前売・予約 1,500円  当日 1,800円  高校生以下 500円

   
問い合わせ
劇団演研(電話080-3266-0279)
後援
帯広市教育委員会、十勝毎日新聞社

※チケット取り扱い所
 文化ホールチケットらいぶ、フローモーション、ミントカフェ

※ミントカフェ共同企画
 公演当日、一般券をお持ちの方はミントカフェでの公演期間特別メニュー(下記)が200円引きになります。
 なお、チケット一枚につき一回のご利用、他のクーポンとの併用は出来ません。
○公演期間特別メニュー
 コーヒー 480円 →280円 紅茶(アールグレイ、ダージリン)480円 →280円 ハーブティー 580円→380円
 ソフトドリンク(グレープフルーツジュース、カルピス)450円→250円  薬膳カレー  780円 →580円
 

☆ご観劇中のマスク着用について
 この度、政府よりマスクの着用は個人の判断に委ねるという考えが示され、令和5年3月13日以降、適用されました。しかしながら、当会場は狭く、ある程度の人数のお客様が集まることから、引き続き新型コロナの感染防止対策は継続していくことにいたしました。
 ご来場のお客様はマスクの着用をお願いいたします。また当日体調の悪い方、お熱のある方のご来場はご遠慮願います。
 受付などのスタッフもマスクをしての対応になりますので、ご理解の上ご来場をお願いいたします。

 



 

 


上演にあたって

富永浩至

 このお芝居の初演を東京の信濃町にある文学座のアトリエで観ました。男1は角野卓造。仏壇の裏から這い出してくるその姿に、いたく感銘を受けたことを覚えています。

  上演が決まり、当時のチラシをファイルしてあったことを思い出し、参考までと取り出し、見てみました。すっかり忘れていたのですが、その裏面に新聞記事が載っていて、見出しに「サラダ殺人」とありました。夫婦喧嘩の末に妻が夫を包丁で刺し殺したという事件で「正子が岡山さんにサラダ三パックの買い物を頼んだが、一パックしか買ってこなかったため夫婦げんかとなった。」と、なにやら出来の悪いフィクションのようですが、まさに事実は小説よりも奇なりです。

 別役実はこの事件から着想を得て、この物語を紡ぎ出したのでしょう。ちなみにチラシには「なお、この舞台とこの事件はほぼ関係がありません。」と注意書きがありました。

 死というかなり重いテーマを扱っていますが、ユーモアーも忘れていないとてもおもしろい戯曲です。その面白さをどう伝えられるのか、日々稽古に勤しんでいます。

 多くの皆様のご来場を心よりお待ちしています。

 
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