スタッフ
効果 内山裕子 照明 平山ゆり 武田雅子 小道具 赤羽美佳子 衣裳 村上祐子 舞台監督 片寄晴則
舞台監督助手 山田あゆみ 制作 内山裕子 平山ゆり
キャスト
北野通・富永浩至 モデラートの葉子・上村裕子
とき
1992年10月24日(土)開演午後6時 午後9時 24日(日)開演午後3時 午後6時
10月31日(土)開演午後6時 午後9時 11月1日(日)開演午後3時 午後6時
ところ
演研芝居小屋(帯広市西2条南17丁目)
前売り1000円 当日1200円 (コーヒー券付き)
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アンケートより
・肉体の緊張、緩みがもう少し感じられると、舞台がもっとしまるのでは……。ため息の演技が多すぎ、芝居を少したるませてしまったようです。上村さんの相変わらずの目の輝きが、舞台をしめていました。(男性) ・たった二人だけの出演者で、これだけの内容のあるものを演れるということが、すごいと思った。(会社員・女性) ・迫力ある2人の芝居がとてもよかったです。たくさんのランプが幻想的で、きれいでした。(女性) ・清水作品は好きで、前回の楽屋もとてもよかったと思っております。前回の上村裕子さんが出演すると知り、とても興味深く思い来場しましたが、それはまさしくすばらしいものでした。“君の白い腕がオレの地平線”というセリフが印象的で、心に残っています。あかりのランプ等々、本当にこった舞台で、見る楽しさと観る楽しさに舞台にひきつけられました。もちろん役者もです!また楽しみにしています!!(24歳・女性) ・照明がとてもきれいでした。モデラートの葉子さんのスタンドがイメージにあっていて、とてもよかった。つくるのが大変だなあと思ってみていました。(26歳・女性) ・途中から村上春樹の作品を思い出しました。「誰かの身代わり」はせつないですね。このせつなさは、自分を信じられないところからくるのでしょうか。客入れの音楽良かったです。上村さん、今日もきれいでした。(教職員・男性) ・最前列で腰を痛めつつ見ましたが、久しぶりに私の脳も活性化しました。またの公演を楽しみにしているので頑張って下さい。ちなみに私は40代なので、大口をあけて笑いましたが、しみじみもしました。(女性) ・決して悪くはないのですが、個人的なし好としてもう少し軽いものを希望する。(ちょっと重たかった様な…)(27歳・女性) ・面白かった。やっぱり演劇を好きな人同士が集まってやっているのでいいと思った。(16歳・女性) ・スタンドの1つ1つの光がとても幻想的でした。これからもずっと続けて下さい。(31歳・女性) ・感動がなかった。何を言いたいのか分からなかった。 (会社員・男性) ・30代の私としては、身につまされる作品でしたね。軽いラヴ・ストーリーかと思っていたいので すが、どうしても「死のにおい」と「狂気の気配」に満ちた、文学的想像力を要求される作品で した。上村裕子さんの大きなうるんだ瞳が、とても印象的でした。 (36歳・男性) |
北海道新聞(夕刊)1992年11月9日付け より
帯広を中心に活動する「劇団・演研」(片寄晴則代表)。昭和五十一年の旗揚げ公演「ぼくらは生まれ変わった木の葉のように」を皮切りに、第二十三回公演「薔薇十字団・渋谷組」まで、息の長い活動を続けている。 |
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現在のメンバーは十九歳から四十四歳までの男性二人、女性七人で、喫茶店経営者、塾講師、主婦、OL、養護教諭、短大生などいろいろな人が芝居に取り組む。けいこは週二回。午後七時ごろから始まり、発声、柔軟体操の基礎訓練など決められたメニューを消化。公演が近付くと、熱の入った通
し稽古が連日、夜遅くまで続けられる。 活動の拠点となっている「演研芝居小屋」は稽古場を兼ねた小劇場で、平成元年三月に建築後四十年経った民家を改造した。一階は吹き抜けの舞台とひな段状に五十人収容する客席、二階は下が満員の時に客席に早変わりする衣装部屋。地下にはストーブが置かれ、冬の稽古場を足下から暖める。 今回上演した「薔薇十字団・渋谷組」は、観客動員数も八回で四百人を超える盛況だった。 |
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「効果
照明など与えられた 持ち場を通して、スタッフ全員が芝居に参加し、自己を表現していく」(片寄代表)の言葉通
り、小劇場のライブ感覚の芝居を目指す劇団・演研。来春の公演に向けて、地道なけいこの積み重ねが続く。(帯広・報道部 打田達也) |
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