「楽 屋」 作 清水邦夫 演出 片寄晴則
出演 女優A:野口利香 女優B:金田恵美 女優C:坪井志展 女優D:鈴木えりかとき 2005年7月17日(日)午後3時開演 午後7時開演
ところ ライブホールメガストーン(帯広市東6条南5丁目 電話0155-25-7140)
前売 一般1500円 高校生以下1000円 当日 1800円
問い合わせ 劇団演研(電話0155-25-7140)
※この公演は 財団法人 全国税理士共栄会文化財団 の助成を受けています。
全国税理士共栄会文化財団のホームページはこちらから(http://www.zenzeikyo.com/cata.html)
上演にあたって
片寄晴則
今回で3演目となるこの作品には随分たくさんの思い出が詰まっています。
初演は82年。私が公務員の職を辞し、自分達の空間を求めて大通茶館を開店して初の演出作でした。若干23歳の坪井志展を40代の大女優役に起用するという冒険をしました。ウィスキー1本で宣伝美術を快く引き受けて下さった佐野まさのさんのイラストには時代の空気を感じます(今回も使わせていただいています)。スタッフの手伝いをしてくれた富永浩至も当時はまだ大学生で、ほっそりとしていました。
そして92年の再演。芝居小屋を持ち、少しずつ入団者もあり、上村裕子を中心に、4年振りに復帰した赤羽美佳子と二人の新人を起用し、芝居小屋の構造を生かし、鏡の数を大幅に増やして上演したのも懐かしい思い出です。
振り返ると、この「楽屋」という作品は、舞台に立つことを夢みている女優達の話ということもあり、私達にとってはベテランを中心に新人達が経験を積むための登竜門的な作品となっています。今回も、坪井以外はまだまだ経験の少ない3名が体当たりで「女優」に挑戦しています。30周年記念連続公演第3弾となる今回の舞台を踏むことで、彼女達が更に飛躍してくれることを期待して今日も私は稽古場で熱くなっています。さて、今回はどんな思い出が残ることやら・・・・・
温かく見守っていただけると幸いです。