劇団演研 第57回公演
※この公演は終了しました。 ご来場下さり誠にありがとうございました。

 

今は売れなくなってしまった歌手 そして そのマネージャーと付き人
三人を乗せた夜行列車は北へ向かう
車内で交わされる何気ない会話の数々
その中に微妙な人間関係が見え隠れする・・・

20周年記念公演で初めて取り上げた平田オリザ作品、8年振りの再々演!

「思い出せない夢のいくつか」
作:平田オリザ  演出:片寄晴則
出演 由子:坪井志展、安井:富永浩至、貴和子:金田恵美

とき
6月  15日 (日)
 午後2時開演
午後5時開演
21日(土)
 午後5時開演
午後8時開演
22日(日)
 午後2時開演
ところ
演研・茶館工房(帯広市大通南6丁目 喫茶大通茶館2階)
前売り
一般 1500円(コーヒー券付) 学生 1000円
当日 1800円(コーヒー券付)
   
後援
帯広市教育委員会
問い合わせ
劇団演研(電話0155-25-7140)

※チケットは藤丸プレイガイド、勝毎サロン、文化ホールチケットらいぶ、大通茶館でお求めできます。ただし、学生前売りは大通茶館のみの販売です。
※チケットは毎ステージ、40席の限定です。お早めのご予約をお願い致します。

  ※前回公演の様子はこちらから 
  ※パンフレットをみる (更新6.16)
  ※舞台装置制作日誌をみる(更新6.22)
  ※アンケート集計をみる(更新日6.27)
  ※舞台写真をみる(更新日7.2)

 

上演にあたって

片寄 晴則 

 今では『平田オリザ劇団』と自認する私達が、初めて平田作品に挑んだのが13年前──今回の「思い出せない夢のいくつか」です。
 精神とか行為とかといったものよりも、ただ『状況』を淡々と描く氏の一連の作品にとても惹かれたものの、それまで私達は、過剰な演出を押し出す芝居を創り続け、お客様もそれを支持して下さっていた訳で、何の事件も起きない『静かな演劇』といわれる平田作品が果たして受け入れられるものなのか──不安を抱いての幕開けでした。
 しかし、それは杞憂に終わりました。観劇後のお客様からは「何だかその場にいて他人の話を盗み聞きしているような、妙な感覚があった」とか「自分も列車に乗って、一緒に旅をしているような一体感を持った」とか「今夜は酒を飲みながら色々と想いを巡らせたい」等々、好意的な感想が多く寄せられたのです。
 そんな声に勇気づけられたその後の私達の活動の展開は皆様ご承知のとおりです。この13年間に2度の東京公演を含め、5演目18公演もの平田作品の上演が続いています。
 昨年オープンした私達の新しい活動の場、演研・茶館工房での二回目の公演です。13年前の原点に立ち戻り、新たな読み返しの中で稽古は始まっています。皆様も今一度その場に立ち合い「平田版・銀河鉄道」で私達と一緒に旅をしてみませんか。ご乗車、お待ちしています。

 

● 表紙に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ● 舞台装置制作日誌

今回の芝居の舞台は夜行列車。前回の公演では、廃車になったバスの座席を譲ってもらい使いました。
今回は、演出がイメージを伝え、棟梁神山がつくりました。

工房の壁を塗った際の塗料がまだ残っていたので、それで色を塗りました。

塗料が乾いたあとは、代表自らクッションを入れて布をはって椅子を仕上げます。

はい。このように仕上がりました。
ラストに星空が浮かび上がる演出です。仕掛けはこれ。100円ショップで買ってきたクリスマス用のライト。

そのままだと光が大きすぎるので、黒の画用紙に小さな穴を開け、そこにライトをはり付けます。間隔を開けるために何個かは光らないように潰しました。

そして紙を貼ったアクリル板に星座の形になるようにはり付けて、出来上がり。裏側はこうなってます。
ライトを仕込んだアクリル板を吊って列車に窓に見立てます。その上には、L字の取り付け金具を壁に打ち付け、アルミパイプを並べて、棚をつくりました。
真っ暗にして、つけてみました。こちらが浮かび上がる星空です。写真だとちょっと分かりにくいですね(^_^;)。
で、椅子を並べて、はい、完成です。これが今回の舞台装置です。

 

  ●TOPにもどる
  ●表紙にもどる

 

 

 

  「思い出せない夢のいくつか」アルバム

 

 

 

  ●TOPにもどる
  ●表紙にもどる