劇団演研 第72回公演 新人お披露目公演

※追加公演決定しました!!7月3日(日)午後5時開演
※この公演は終了いたしました。多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
パンフレットを見る。(更新日7.4)
アンケート集計を見る。(更新日7.19)
舞台写真を見る。(更新日7.24)

 

 

「びんぼう君」
 作:前田司郎 演出:富永浩至

出演 清水匠、野口利香、富永浩至


 友だちから「びんぼう」と呼ばれている少年。
誕生日の当日、父親と二人暮らしのせまい部屋に友だちをよんだのだが・・・。

岸田國士戯曲賞をはじめ、小説では三島由紀夫賞、ドラマで向田邦子賞など
数々の賞を受賞し、またこの夏には脚本監督を手がけた映画が公開されるなど
多才ぶりを発揮する前田司郎。その初期の代表作に演研が初挑戦!!


と き
2016年
6月25日(土)
開演午後8時   26日(日)
開演午後2時
開演午後5時
7月2日(土)
開演午後5時 開演午後8時    3日(日) 開演午後2時
 

追加公演  7月3日(日)午後5時開演

※受付は開演の30分前に開始、開場は20分前です。

ところ
演研・茶館工房(帯広市大通南6丁目14ー1)
入場料

一般前売・予約 1,500円  当日 1,800円  高校生以下 500円(劇団扱いのみ)

 

前売券は市内プレイガイド(文化ホール・チケットらいぶ、藤丸・勝毎サロン)、フローモーションで取り扱っています。

問い合わせ
劇団演研(電話080-3266-0279)
後援
帯広市教育委員会、十勝毎日新聞社、北海道新聞帯広支社

※各ステージとも限定40席のみになっております。


 


上演にあたって

富永浩至 

 私が前田司郎さんのお芝居を初めて観たのは2006年ですから、もう10年前。「ふたりいる景色」という作品でした。万年床のきたない部屋に、撮り終わったフィルムが散乱している。その部屋から一歩も出ずに、ゴマだけ食べて、即身仏になろうとしている男のお話でした。終盤、その男が死ぬ間際に見た夢なのか、彼女とふたりで温泉旅行に行くシーンが、とても美しく印象的でした。セットがかわる訳でもなく、きたない部屋だったはずの舞台が、旅先の温泉街に見えてくるのです。まさに演劇です。
 そんな一風変わった作品を書く前田さんの「びんぼう君」という芝居を観た時、「あ、これはうちの清水で出来るのでは」と思ったのでした。ちょうど、今年の稽古始めの話し合いで、春の公演は昨年入った清水君のお披露目公演をやろうということだったので、すぐに戯曲を取り寄せ、そして、これまたすぐに上演することに決まりました。
 さて、我々の舞台も、終盤に美しい何かが現れるのでしょうか。いやいや、そこを目指して、ただ今、日々稽古を重ねています。

 

 

 

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