第2回道東小劇場演劇祭
劇団動物園 「東京大仏心中」アンケート集計
11月2日 入場者数 65名 アンケート回収 39名 回収率60% 

【1】あなたはこの演劇祭をどの様にして知りましたか?

【2】あなたは動物園の芝居を今までに観たことがありますか?
 1.初めて 12名 30.8%
 2.ある  27名 69.2%

【3】今日の芝居はいかがでしたか?

【4】お客様のことをお聞かせ下さい。

 

  感想を抜粋しました。

 ●10代
・初めて動物園サンのお芝居を見させて頂きました。が・・・何とコメントして良いやら。終始何とも言えない「不安」を覚え、見た後は何だかボーっとしておりました。「海」。とても重要なシーン、よく伝わってきました。本当にお疲れさまでした。(女性)
・キャストが2名ということに驚いたのですが、とても充実したあっという間の1時間半でした。「心中」という題名から、はじめ横たわっていた女性は死んでしまっているのかなあとか、カバンから出てきた薬は睡眠薬かも・・・などいろいろと少し怖いようなイメージで見ていたのですが、結果 的には2人にとっては素敵なラストになって、ほっとした気持ちになりました。回想なのか会話なのか分からない2人のやりとりは、とても迫力があるなあと感じました。みかんの個数によって時間の経過を表現するなど、感心する演出ばかりでした。お父さんの印象がゆかたとスーツでぐっと変わって、かっこいいなあと思いました。ラストの2人のベージュを基調とした衣裳もセピア色の写 真を見ているようでした。とてもステキでした。(女性)

 ●20代
・結婚とか恋愛とか、子供、親子とかすごく複雑だなって感じた。(女性)
・内容(演出)やストーリー性や技術(役者)に関しては、良く出来ていると思いますが、私的にはすごく好きとはいえなかったです。でも、微妙な笑いのセンスはこだしで好きでした。後、場転の音楽の使い方は短いような?何のために場転したのか考える時間が欲しかったです。(女性)
・顔面をガツンとなぐられたようなインパクトとイメージがありました。心に響きました。(男性)

 ●30代
・大仏はあの親子より先にどこへ行ってしまったのか。親子が一礼して帰ってゆく先はどこなのか考えました。とても見に来て良かったと感じました。面 白かったです。(男性)
・とても切ない気分でした。幸せっていろんな形があるんですね。(女性)
・前半の電話のやりとりの中の親子。二人の内に秘めた気持ちが見えるようでした。中盤以降、二人の想いが、世間でいう親子の関係とは異質なことも演技の絶妙さから感じとれました。時間を忘れる芝居でした。(男性)

 ●40代
・きっと言いつくされているんだろうけど、私には裏「晩春」と感じられました。禁断の一線、波の音を聞きながらの二人の叫びが心に響きました。(男性)
・動物園さんの身上とするスピード感やテンポの良さとは、かなり趣を異にした、新たなスタイルを感じました。佐藤さんの演ずる「遊子」が、「娘」としての激愛と、成熟した「女性」としての心情を合わせ持っているように造形されていました。なかなか興味深いところでした。(男性)

 ●50代
・父と娘との真剣な内容のやりとり、ジョークのかえし合いと、実にうらやましい、父娘だった。とくに大人になってそのような会話の出来る家族が夢のよう。かかっている曲が、どれも好きで、心地よかった。トークにおいて演劇の深さが興味深かった。(女性)
・必ずや、小津安二郎を念頭においてしまうであろう内容で、相当不利な戦いに挑んだと言わざるをえない。それは別 としても、生々しすぎ、成熟していない感じは否めない。センチメンタリズムに堕さない、美意識を持って欲しかった。健闘されていた女優さんが、もう少し愛らしく、けなげに見える演出の工夫を。(女性) 

 ●60代以上
・室内楽のような微細な心理劇を、きめ細かに表現されて思った以上に、深い劇になっていて、わざわざ観に来たことがむくわれました。ホームドラマのような体裁をとりながら、タブーに切り込んだこの物語は、一体何のメタファーなのでしょうか?暫く考えていくことでしょう。電話機が室内にあった方が、よりリアリティがあったと思いました。(女性)

 

 

 

 

 

 


 ●アンケートにご協力下さった皆さま、ありがとうございました。

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