第6回道東小劇場演劇祭 当日日記その1

劇団演研 富永浩至 

10月10日(土)午前9時
 心配していた台風も去り、とても良い天気で演劇祭当日を迎えました。北芸、動物園の皆さんには昼から入ってもらうことにして、午前中は演研が稽古することに。本番前にゲネが出来るかどうか分からないので、これが最後の稽古になるかも。そんな不安を持ちながらでしたが、昼までみっちり稽古したことで、少し落ち着くことが出来ました。

正午 北芸さん到着。早速、演研の道具をかたし、北芸用に舞台をシフトします。


床に黒のパンチをはります。

下手袖のパネルも移動です。

午後1時
 黒パンチをはり、袖のパネルを移動したあとは、電信柱を立て、そして雪を降らす装置を仕込みます。この作業、結構時間がかかるかと思っていましたが、わりとスムーズにいきました。何度もやっているので手慣れてきたと言うことでしょうね。
 で、その後は照明合わせ。基本的には演研用に吊ってあるものをクビをふって使ってもらいました。ハーモニカ奏者用に一本だけ吊って終了です。

午後3時
 
北芸さん、場当たり稽古開始です。今回は各劇団ともチケットが売り切れなので、自分たちはお互いのゲネプロを見あいましょうということになっています。


役者さんについてもらって、照明合わせです。
午後4時半
 演研、動物園メンバー、そして北芸スタッフなど20名ほどが見守る中、北芸ゲネ開始です。
 「この道はいつか来た道」は、帯広では1999年に「演研芝居小屋」で上演された演目です。 その後、第3回演劇祭では木野花氏に絶賛され、2004年「波止場の芝居小屋」さよなら演劇祭でも上演された北芸の得意演目のひとつです。 今回は韓国で行われた「光州平和演劇祭」でグランプリを受賞し、凱旋公演になりました。

午後5時
 ゲネ終了後、帯広駅に畑澤聖悟氏のお迎えに。青森から5時間かけてきていただきました。ありがとうございます。
  大通茶館で軽い夕食をとりながら、打ち合わせです。今回、演劇祭総合舞台監督の片寄から、今日明日の流れが説明されます。

午後6時半  受付開始

たくさんのお客様に来ていただきました。
午後6時40分 開場

今回は遠方からのお客様も多かったです。

午後7時 開演
 
ゲネの時よりも、更にしまった良い舞台でした。思わずホロッと来ました。

午後8時 アフターステージトーク
 
さて畑澤さんを迎えてのトーク。初めは畑澤さんの紹介を兼ねて、「渡辺園四郎商店」の活動、「アトリエグリーンパーク」のことなどをお聞きしました。そして北芸の加藤さんには韓国公演のお話しをしていただきました。その後盛り上がったトークの内容は、別ページで紹介したいと思います。


「別役の芝居でこんなに泣けたのは初めてです」と畑澤さん。


お客さんの質問は、韓国での光州平和演劇祭の話に集中しました。

午後9時
 アフターステージトークの終了後は、すぐに北芸の撤収。そして動物園の仕込みです。動物園が仕込みに励んでいる間、他のメンバーは、大通茶館では畑澤さんを囲んでのミニ交流会です。動物園の皆さん、ゴメンなさいm(__)m。しかし、気合いの入っている動物園は、仕込みのあと何時まで稽古したのでしょうか?その頃、一部の人たちは「北の屋台」で飲んだくれていました(^_^;)。

2日目に続きます。こちらからどうぞ。

 

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