2009年 第6回道東小劇場演劇祭

更新日 2009 11 6

お陰様で、無事終了いたしました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。

  演劇祭の報告はこちらからどうぞ
  ※演劇祭当日日記をアップしました。(更新日、10.24)
   1日目の様子
   2日目の様子
  ※アンケート集計しました。こちらからどうぞ(更新日、10.25)
   北芸のアンケートを見る
   動物園のアンケートを見る
   演研のアンケートを見る
  ※アフターステージトークの様子をアップしました。(更新日、11.6)
   こちらからどうぞ

主催:道東小劇場ネットワーク
共催:(財)北海道文化財団
後援:北海道、北海道教育委員会
   帯広市教育委員会

「道東小劇場ネットワーク」が一堂に集まるお祭り、
第6回道東小劇場演劇祭は
10月10日(土)・11日(日)・17日(土)・18日(日)
帯広市 劇団演研の拠点「演研・茶館工房」にて開催!

※本事業の共催である(財)北海道文化財団は道民の文化活動を応援しています。

 第6回道東小劇場演劇祭は5年振りに帯広での開催となります。今回は会場を、演研の団員たちが自らの手でつくりあげた空間、「演研・茶館工房」に移しての開催。小さな空間ならではの臨場感と一体感を楽しんでいただければと思います。
 そして恒例のアフターステージトーク、ゲストには、青森在住、現役高校教師でありながら演劇界の第一線で活躍する劇作家、演出家の畑澤聖悟氏(渡辺源四郎商店主宰)を招きます。
 益々充実する道東小劇場演劇祭、皆さまのお越しをお待ちしています!

※ゲストの畑澤聖悟氏の主宰する「渡辺源四郎商店」のホームページはこちらから

第6回道東小劇場演劇祭掲示板 入り口

どなたでも書き込めるコミュニケーションボードです。 お待ちしています!


道東小劇場演劇祭 今年の演目

10月10日(土)開場 午後6時40分  開演 午後7時 ★
劇団北 芸(釧路)
「この道はいつか来た道」
 作:別役 実 演出:加藤直樹
 出演:加藤直樹、森田啓子
 ・・・・・・・【劇団HPはこちらから】

「ごあいさつ」
劇団北芸代表 加藤 直樹 
 9月29〜30日、光州平和演劇祭(韓国)にこの作品「この道はいつか来た道」で参加することになりました。道東小劇場演劇祭も6回目をむかえ、ますます充実してきたように思っています。別役実の作品、そして「この道はいつか来た道」も何度も上演しておりますが、やるたびに色々な発見や反省ができてきて不思議な緊張感を覚えます。茶館工房での上演は初になりますが、又これまでとは少しちがった上演で楽しんでいただければと願っております。ご期待下さい。


10月11日(日)開場 午後1時40分  開演 午後2時 ★
劇団動物園(北見)
「ホテル山もみじ別館」

 作:鈴江俊郎 演出:松本大悟
 出演:中村 聡、岡 歌織、佐藤菜美、廣部公敏
 ・・・・・・・【劇団HPはこちらから】

「上演にあたって」
劇団動物園 
 第4回の道東小劇場演劇祭から早くも5年が経ち、帯広のお客さまにはごぶさたしておりました、劇団動物園です。
 さて今回の演目「ホテル山もみじ別館」。
 岸田戯曲賞ほか数々の受賞歴を持ち、日本演劇界の第一線で活躍する鈴江氏による劇団動物園への書き下ろしは、同氏の作品「ともだちが来た」「風と黙って座ってて」の劇団動物園による上演や、第5回道東小劇場演劇祭のゲストとしての来北などの交流を経て実現しました。
昨年の、地元北見・アトリエ動物園での初演はおかげさまで大好評をいただきました。
 この演劇祭で、演研・茶館工房で演じられること、十勝、帯広のお客さまに久しぶりにご覧いただくことを、若干の緊張とともに、とても楽しみにしています。
劇団動物園の役者にあて書きされた、劇団初のオリジナル脚本をお楽しみください。

 

10月11日(日)開場 午後6時40分  開演 午後7時 ★
10月17日(土)開場 午後6時40分  開演 午後7時

10月18日(日)開場 午後1時40分  開演 午後2時
劇団演 研(帯広)
「驟雨(しゅうう)」
 作:岸田國士 演出:富永浩至
 出演:坪井志展、金田恵美、富永浩至、上村裕子
 ・・・・・・・【劇団HPはこちらから】

「上演にあたって」
富永 浩至 
 今年の3月に初めての試みである「ワンコイン劇場」を行った。実験的な舞台を低料金(500円)で観てもらおうという企画である。そこで取り上げたのが岸田國士の「命を弄ぶ男ふたり」という芝居である。大正14年に書かれた古い戯曲であるが、自殺志願の男ふたりのやり取りがとても面白く書かれていた。しかし実際に稽古を始めてみると、普段使ったことのない古い言葉の数々に振り回され、なかなか出来上がらなかった。上演を断念しようと何度か思ったが、稽古に時間をかけることで何とか公演にこぎ着けた。
 少々自信なげの上演だったが低料金と言うこともあってか、思いの外お客さんからは良い評価をいただいた。それならということで今回取り上げたのは、同じ岸田國士の「驟雨」という作品である。同じく大正末期に書かれた岸田國士、初期の代表作である。新婚旅行を途中で帰ってきてしまった妹が姉夫婦のもとを訪ね、もう別れたいと切り出す、今で言う成田離婚のようなお話しである。本人にとってはとても深刻なことだろうが、どこかユーモラスでほほえましい感じを受けた。ちょっとした喜劇として上演したいと思い稽古を始めたが、これがなかなか難しい。前回同様に古い言い回しに翻弄されている。
 試行錯誤を繰り返しながら、少しずつでも進んでいることを信じて、今稽古に励んでいます。

       ※★上演後、ゲストの畑澤氏を交えてアフターステージトークがあります。

会 場:演研・茶館工房北海道帯広市大通り南6丁目喫茶大通茶館2F)
        案内図ご参照ください。


演研・茶館工房 周辺案内図

【料金】

通し券〈前売のみ〉‥‥3,000円

1回券
一般前売‥‥‥‥‥‥1,500円
一般当日‥‥‥‥‥‥1,800円
学生(高校生以下)‥800円

チケットのご予約はこちらからどうぞ。
通し券・・・お陰様で通し券は予定枚数に達しました。ありがとうございます。
一回券 ・・・http://enken.gotohp.jp/fes-ticket/form.cgi
10日,11日の一回券は予定枚数に達しました。ありがとうございます。


「道東小劇場ネットワーク」って?

 北海道東部に位置する道東の三都市を拠点とし活動する釧路・北芸、北見・動物園、帯広・演研の三劇団の交流から生まれたネットワーク。                        
 小劇場空間にこだわる芝居づくりなど演劇に対する姿勢が近いことから、お互いの芝居に対する意見交換や相互乗り入れ公演をするなど十数年にわたる交流を経て、2001年に第一回目の「道東小劇場演劇祭」を開催した。2004年までは毎年開催、その後2007年に第5回、そして今年第6回目の演劇祭が開催される。 

 

                                  

 



 
上演劇団プロフィール

OBIHIRO‥‥ 帯広 劇団演研
 我々、劇団演研は「活発な日常生活を持続することにより、地域に根ざした創造活動を!!」をスローガンに1975年に旗揚げしました。以来、小劇場にこだわり、1980年からは代表が営む喫茶店「大通茶館」を、90年から01年までは古い民家を改造した「演研芝居小屋」をそれぞれ拠点として春秋の年二回公演を続けてきました。そして現在は新たな拠点として「大通茶館」の2階に稽古場兼小劇場空間の「演研・茶館工房」を自分たちの手でつくりました。また帯広のみならず札幌や釧路、北見など道内各地でも公演を行っています。1993年に帯広市文化奨励賞、2009年に十勝文化賞奨励賞を受賞。2000年の創立25周年には平田オリザ氏に「隣にいても一人」を、2005年の創立30周年には鐘下辰男氏に「いち・ご白書」を、それぞれ書き下ろしていただきました。

KUSHIRO‥‥ 釧路 劇団北芸
 劇団北芸は'60年の創立で、釧路市における最古参の劇団です。 '81年からの「ムロジェック作品連続上演−3年間に6作品」をきっかけとして、作家を絞る方向へ、さらには小劇場空間による芝居作りへと活動を移行し、年2回のペースで公演を行なってまいりました。 '86年の芝居小屋創設以来今日まで、別役実作品を中心に、「小さな空間」にこだわりをもって芝居作りを行ってきました。釧路以外でも帯広、札幌そして東京などで公演を行っています。また、今年9月には、北海道文化財団の招きを受け、初の海外公演である韓国公演を行います。

KITAMI‥‥ 北見・劇団動物園
 1988年、「演劇集団動物園」として旗揚げ。91年に帯広演研・釧路北芸との出会いにより、小屋芝居の魅力に正しく(?)開眼、 92年の第4回公演からは北見市内のライブハウス「夕焼けまつり」を主な発表の場とし、道東小劇場ネットワークのメンバーとして帯広、釧路、札幌でも公演を行っています。昨年11月、北見市内に念願の「アトリエ動物園」をオープン。2007年に初の道東小劇場演劇祭を開催しました。また、その時に招いたゲスト鈴江俊郎氏との交流の中で、昨年創立20周年記念として「ホテル山もみじ別館」という書き下ろし作品を提供していただきました。


問い合わせ 釧路・劇団北芸 0154-41-6420 
      帯広・劇団演研 0155-25-7140 
      北見・劇団動物園 080-1898-4921

↓過去の道東小劇場演劇祭はこんな感じでやりました↓。

アンケート集計結果、お客様からのご意見ご感想、新聞記事、など

【2001年 第1回道東小劇場演劇祭公演終了報告のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.01/engekisai.report.html

【第2回道東小劇場演劇祭2002 終了報告のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.02/fes02report.html 

【第3回道東小劇場演劇祭 IN 釧路 終了報告のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.03/fes03report.html 

【2003道東小劇場演劇祭 IN アゴラ 終了報告のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.03/fesA-report.html

 【第4回道東小劇場演劇祭2004 終了報告のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.04/fes04.html

【第5回道東小劇場演劇祭in北見2007のページ】
http://enken.gotohp.jp/fes.05/fes05.html

【ばねINDEX】【演研HP】【北芸HP】