しばらく書き込みしていませんでした。いや稽古はしていました、少人数で(^^;)。
毎年この時期、各新聞の回顧記事を貼付けていましたので、今年最後に。 朝日新聞です。 >存在意義を自問、渾身の表現 の見出しで >中堅世代の飛躍と充実が頼もしかった。劇作家の長田育恵は演出の栗山民也の構想のもと、 >ピカソの反戦画に想を得た「ゲルニカ」で人類初の無差別空爆に散った多くの命のきらめきをよみがえらせた。 >「現代能楽集X『幸福論』」では「隅田川」を変奏し、3世代の女性の孤独を活写。 >一見満ち足りた家族の闇を暴いた「道成寺」の作と両作の演出を担った同世代の瀬戸山美咲と組み、見事な古典の読み解きを見せた。 この後、演出では「外地の三人姉妹」の多田淳之介、韓国戯曲「少年Bが住む家」の眞鍋卓嗣などを、また、ベテランとしては、三谷幸喜「大地」と松尾スズキのミュージカル「フリムンシスターズ」、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「ベイジルタウンの女神」などをあげていました。 恒例の私の3点は >大笹吉雄 演劇評論家 >▲JACROW「闇の将軍」シリーズ三部作(中村ノブアキ脚本・演出)……(1) >▲新国立劇場「リチャード二世」(シェークスピア作、小田島雄志翻訳、鵜山仁演出)……(2) >▲世田谷パブリックシアター「殺意 ストリップショウ」(三好十郎作、栗山民也演出)……(3) (1)は田中角栄の栄枯盛衰を中心にして多くの政治家の動静を実名で描き、今につづく派閥政治の裏側を生々しくえぐり出した本年最大の話題作(2)は12年にわたったシェークスピアの歴史劇シリーズの完結編で、その面白さと新しさを十分に伝えた(3)は鈴木杏の一人芝居で、敗戦直後の激動期を生き抜く姿を入魂の演技で表現した。 >徳永京子 演劇ジャーナリスト >▲ほろびて「ぼうだあ」(細川洋平作・演出)……(1) >▲Takaki Sudo「私は劇場」(須藤崇規作・演出)……(2) >▲シアターコクーン「プレイタイム」(梅田哲也構成・演出、杉原邦生演出・美術)……(3) (1)家庭、日本、世界に点在する分断を大胆な構成で一気につなげた(2)劇場公演の代替でなくオンラインでしかできない演劇の生成(3)劇場が複雑で美しい生き物だと伝える、映像を超えた躍動感。 >萩尾瞳 映画・演劇評論家 >▲東宝「天保十二年のシェイクスピア」(井上ひさし作、藤田俊太郎演出)……(1) >▲世田谷パブリックシアター「現代能楽集X『幸福論』」(瀬戸山美咲作・演出、長田育恵作)……(2) >▲劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール原作、長田育恵台本、小山ゆうな演出)……(3) (1)格差への怒りを軸に据え、井上ひさし戯曲を鮮烈に見せた(2)能の「道成寺」「隅田川」を、女性の視線を生かし巧みに換骨奪胎した(3)劇団四季が新局面に挑んだミュージカル。 詳しくはこちらから >https://digital.asahi.com/articles/DA3S14743251.html
続いては日経新聞です。
>苦難から新たな試み オリジナル・ミュージカルに力作 の見出しで >静岡県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聡芸術総監督は「電話演劇」や「訪問演劇」で孤立者とコミュニケーションを結ぶ実験をした。 >社会的課題と向き合う演劇のあり方が進化している。 > >兵庫県豊岡市に移住した劇作家、平田オリザは地域に密着した劇団活動を始め、東京では困難になったリアルな演劇祭も実現した。 また、鄭義信作「五十四の瞳」(松本祐子演出)、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「ベイジルタウンの女神」、瀬戸山美咲演出「現代能楽集・幸福論」(瀬戸山・長田育恵作)。栗山民也の「殺意」(三好十郎作)、詩森ろばの「All My Sons」(アーサー・ミラー作)、鵜山仁の「リチャード二世」(シェイクスピア作)などをあげていました。 詳しくはこちらから >https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFG051P10V01C20A2000000?unlock=1 |
無事初日の幕が開きました。
とても温かなお客様で、良い雰囲気で終えることができました。ありがとうございました。 今日は2ステージ、心を込めてつとめたいと思います。 |
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