劇団演研 第55回公演 若手企画
※この公演は終了致しました。ご来場いただきありがとうございました。

※上演パンフレットはこちらから(4月23日更新)
※アンケート集計はこちらから(4月28日更新)
※飛龍伝アルバムはこちらから(6月2日更新)

飛龍伝

元学生運動の闘士と機動隊員のおかしな友情の物語。
つかこうへいの代表作を11年振りの再々演!

「飛龍伝」
作:つかこうへい  演出:片寄晴則
出演 父:富永浩至、男:神山喜仁、女:金田恵美

とき  
4月 14日(土)
 午後7時開演
15日(日)
 午後2時開演
午後6時開演
21日(土)
 午後7時開演
 
22日(日)
 午後2時開演
午後6時開演
ところ
喫茶大通茶館(帯広市大通南6丁目 電話0155-25-7140)
前売り
一般 1500円(コーヒー券付) 学生 1000円
当日 1800円(コーヒー券付)
後援
帯広市教育委員会
問い合わせ
劇団演研(電話0155-25-7140)

※チケットは藤丸プレイガイド、勝毎サロン、文化ホールチケットらいぶ、大通茶館でお求めできます。ただし、学生前売りは大通茶館のみの販売です。
※チケットは毎ステージ、30席の限定です。お早めのご予約をお願い致します。

 

上演にあたって

片寄 晴則 

 一昨年の創立30周年記念連続公演の演目の候補として『是非、やりたい』と若手から挙がってきたのがこの「飛龍伝」でした。結局、日程その他諸般の事情でその時は上演に至りませんでしたが、その後二年越しの要望に応える形で今回の上演が決定しました。
 十年前の前回公演と同様、今この作品で「あの時代」について語ることが、どれだけ意義のあることなのか、又、作者・つかこうへい氏の社会や時代に対する毒のある笑いが理解されるのか、甚だ疑問ではあります。が、しかし、人間の愛や情熱は時代を越えて熱く心に届くものだと信じ、それを拠り所に稽古を重ねる毎日です。
 リアルタイムで「あの時代」に青春を過ごしたあなたも、今何となく青春を生きているあなたも、老若男女お誘い合わせのうえお越し下さい。きっと『熱いひととき』を共有できると確信しています。

 

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「飛龍伝〜みたび・夢」公演アルバム

4月22日、飛龍伝楽日です。
2階のスタジオ作りが進んでいるので、この日が大通茶館の最終公演になります。この客席、過去には88名ものお客さんが入ったことがあります。
場当たり稽古を終え、キャストはメイクなどで楽屋へ。スタッフたちは会場整理をした後、ひと休みです。
一方、楽屋では。
本番直前です。
「春、駿河台方向から聞こえてくる学生たちのシュプレヒコールの中・・・」芝居は、機動隊員山崎が若き日にともに暮らした学生運動の女闘士小夜子ことを語るところから始まります。 ところ変わって、元闘士熊田留吉の公団アパートの一室。
今は一線から退き、嫁と投石用の石磨きをしています。 「1月19日、火炎ビンも角材も残り少ない・・・」義父にもう一度頑張って欲しい嫁アイ子の口から、今は亡き熊田の妻の書き残した日記の一節が。
そこへ山崎が、いつものように熊田に再起するように説得に来ます。 熊田はぐらかすばかりですが、今日の山崎はいつもと違います。簡単には引き下がりません。
そんな山崎の思いが伝わったのか、山崎が去った後、熊田の口からは息子公一郎への思いが語られます。
昼のステージ終了。大勢のお客様(といっても30名で満席なのですが(^_^;))に来て頂きました。ありがとうございました。我々は、少し休憩をとり、すぐに次の準備です。
夜の公演、いよいよ最終ステージです。 公一郎への思いを語った熊田はアイ子に背中を打つように命じます。
再起するつもりなのか、熊田は再び昔の闘志を取り戻そうとします。 「シュプレヒコール!我々は闘うぞ!最後の最後まで戦うぞ!!」嫁と舅の心が通じ合う瞬間です。
エピローグ。これは山崎の幻なのか、石売りをしている小夜子との再会です。 ラストシーン。山崎の目には、再び闘争に戻ってきた熊田の姿がはっきりと映ったようです。「くまだあ!」と叫びなから闇の中にかき消えていきます。
そして、終演。 少々休憩した後、すぐさま片づけに入ります。
セッティングは時間がかかりましたが、バラシはあっという間です。
すっかり喫茶店に戻った大通茶館で打ち上げです。
今回の公演は若手企画。やりたいと言った若手の三人、公演の成功に満足げです。

 

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