続きです。3月後半の作業分。

 

3月21日(水)
 9時に集合。毎週、しかも慣れない作業で非常に疲れる(歳のせい?)ので、いつも午前中だけです。だから進まない?(^_^;)
まずは、前回の作業ですっかりコツを飲み込んだ片寄。軽快にグラスウールをカットし、慣れた手つきで壁に埋め込んでいきます。
棟梁神山は前回はがした楽屋側の壁をつくっていきます。 富永、坪井、金田の三人は前回グラスウールを入れた壁に石膏ボードをはる作業を担当。坪井が寸法を測り、金田が切り、富永が打ち付けます。石膏ボードはカッターで簡単に切ることが出来ます。石膏自体はもろく崩れやすく、それを上に貼ってある紙で強度をつけてあります。なのでその紙をカッターで切るだけで、簡単に割れます。
こちら、石膏ボード用の釘。普通のものよりも頭の平たいところが大きめです。 かなりへっぴり腰になりながら作業する富永。
二枚はったところです。左の○の所が棟梁が手本でしてくれた仕事。右の○がシロウト三人が必死に頑張った仕事です。拡大してみると・・・。 きれいに、はめ込まれています。写真では分かりませんが、釘もきちっと打ってあります。
こちらシロウトの仕事。ガタガタです(^_^;)。測り方が悪いのか、なかなか合わず何度も削りました。梁についている石膏は悪戦苦闘の跡です。写真では分かりませんが、こちらは釘の頭も曲がっています。 その後、測ってボードを切る役を富永に、ボードを打ち付ける役を坪井に変更。
梁に渡した板の上で必死に頑張る坪井。釘を打つたびに渡した板が揺れて、大変そうでした。しかし、最後の方は揺れにも慣れ、快調に作業をしていました。
さて、本日のメーンイベント。舞台正面の柱(右の写真、神山の手前の柱)を抜く作業です。棟梁、まず両側の柱に新しい梁を入れる切り込みを入れます。次に柱にかかっている梁を垂木で支え、柱の一部を切り抜きます。そして、代わりに太い梁を入れて持たせるという作戦です。三人で太い梁を持ち上げ、切り込み部分にはめ込みます。
何とかはめ込んだものの、最後まで押し込むのはかなり苦労しました。棟梁のこの必死の形相をご覧下さい。
さすが棟梁。見事に収まった時は、みんなから拍手です!プロの仕事でした、はい。右上は客席側から観た舞台、邪魔な柱がとれました。

 

 


3月25日(日)

 今週も9時に集合して、さっそくスタート。メンバーは解体以来の参加となる上村、そして棟梁神山、金田、富永の4名。
富永、金田、上村組は先週の続きの石膏ボード張りです。今週は少々細工が必要な場所に張らなければなりません。石膏ボードを2つに切り、上と下から梁を挟むようにして張る作業です。
何とか出来ました。如何でしょう?先週苦労した分、割とスムーズにいきました。 難所が終わった後は、釘打ちの交代です。
高いところへも何とか上がった上村、ヒーヒー言いながらも釘を打っていきます。
シロウトがワーワー言いながら作業を進める中、棟梁神山、黙々とこなしていきます。そして、10時ちょい過ぎに「煙草吸って良いですか」と一言。おお、休憩時間ね。 仕事柄、10時に一服するのが習慣のようです。上村、コンビニまで飲み物を買いに行きました。そういえば、先週は片寄が温かいコーヒーを入れてくれたっけ。
休憩後、棟梁はコンプレッサーを使い、楽屋側の壁を作っていきます。仕事が早い。 と、そこへ鈴木が生後一ヶ月息子を連れ、陣中見舞いに来てくれました。「は〜い幸太です。皆さんよろしく」
最後は、金田が初めての釘打ちに挑戦しました。 「私はやりません」と言っていましたが、持ち回りで初挑戦です。真っ直ぐ打てたのでしょうか?
来週からは、いよいよ天井というところで問題発生!すが漏りです。上の写真、板に染みがついています(;_;)。これは余談ですが、「すが漏り」が変換されないので変だと思って国語辞典をひいたのですが出てません。これって方言?と思いながら、ネットで検索をかけると俳句歳時記を紹介しているサイトで、「東北・北海道などでは、冬季、軒先などに堤状に氷が張るため、寒さがゆるんでくると屋上の雪が溶け、その水が軒先に溜まってしまい、逆流するように屋根の隙間に浸透し、穴があいていないのに水が漏れてくることになる.これをすが漏りと言う」とありました。ちなみに「すが」は東北の方言で「氷」という意味だそうです。富永の元の職場の上司が今は屋根屋さんにいるのでさっそく見てもらうことに。屋根直したらえらいお金がかかりますよね(;_;)。

 

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